最小のお店の最高の料理

今回は、私がもう、常連と言っていいほど通っているお店を紹介します。

その名も、「雲呑房」!

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このお店は、近年の川崎駅界隈リニューアルラッシュで新たにオープンした飲食店の1つで、場所はアゼリア。ここね、すっごく狭いんです。たぶん、アゼリア内で最も小さな料理屋さんなのではないでしょうか。学生さんが住むような一人暮らし用ワンルームより狭いと思われる店内には、カウンター席9席、2人用の小さな丸テーブルが一脚のみ。一瞬でお店の全貌が把握できます。

でも、この最小のお店、一度行くとはまっちゃうんですよね~。

今回は、ランチタイムに訪問。オーダーしたのは、紅油雲呑セット。スープとミニ鶏飯が付いて、830円です。雲呑は、海老、牛肉、豚肉、野菜肉から選ぶことかできて、いつもは定番の海老にするのですが、この日は梅雨に打ち勝つ力をつけるため、牛肉に。

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回転が早いので、注文してからさほど待たずにお料理がやってきます。紅油雲呑。紅油とは、ラー油のことですね。見るからに辛そうな紅いスープの中に、雲呑が6個。

では、いただきます。……ラー油、痺れる!でも、辛いだけではありません。色んな香辛料の味を感じる、奥深い辛さです。主役の雲呑は、皮がツルツルでモチモチ!中の牛肉餡の肉肉しさが、ラー油に負けず主張しております。これは、お肉にして正解でした。海老だったら、もしかしたらラー油の辛さが勝っていたかもしれませんね。そして私、雲呑の皮だけのヒラヒラところも大好物。このお店の雲呑は本場の点心師が作っているらしく、皮だけでも美味しいのですよ。

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店名に雲呑を冠しているくらいなので、雲呑が美味しいのは当然。でもここは、他の料理のレベルも高い!おススメは、このセットにも付いてくる鶏飯。鶏肉のお出汁がご飯にほんのり染み込んで、なんとも優しい味わいです。このままでも十分美味しいのですが、一緒に添えられたチリソースと甘口ソースで味の変化も楽しめます。個人的には、甘口ソースが特におススメです。みたらし団子のタレのような、本気の甘さ。なのに、なぜか鶏肉にもご飯にも合うんです。

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一人でもくもくと食べている間に、中国人っぽい若いママの親子連れと、女性のひとり客が2組来店。ここは、女性客が多いのも特徴的です。狭いし、中華だし、お世辞にもおしゃれなお店とは言えないのですが……なぜか、女性一人でもふらっと入りやすい雰囲気なんですよね。それが、リピーターになっちゃう理由の1つかもしれません。

…と、こんな記事を書いていたら、また食べたくなってきました。今週末、また行こうかな。


川崎ライフ

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