川崎の鎮守さまへ初詣

みなさま、明けましておめでとうございます!本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

今年一発目のジーユー通信は、川崎の氏神様「稲毛神社」のご紹介から始めましょう。川崎の鎮守としてこの一帯を見守り、多くの人々から崇敬されてきたこちらの神社、創建された年代は不確かですが、御神木である大銀杏の樹齢が1千年と推定されることから、川崎で最も古い神社と言われております。初詣と言えば、全国的にも名高い川崎大師が有名ですが、稲毛神社も年明けには近隣からの参拝者が列をなします。境内まで1時間待ち…なんてことも珍しくないほど、地元民から慕われている神社なのですよ。

まずは御神木の大銀杏にご挨拶。昭和20年に戦火によって大きく損傷してしまったものの、年とともに蘇ったという不死鳥のようなエピソードがあります。その生命力の高さを裏付けたことで、人々からさらなる篤い信仰を集めるようになった、霊験あらたかな神社のシンボルです。仰ぎ見るだけで何とも崇高な気持ちになりますね。そして、この御神木が他所と少し違うのが、周りを十二支のブロンズ像で囲われているということ。自分の生まれ年の干支から始めて願いごとをしながらぐるりと一周すると、願いが叶うと言われています。この日は、今年の干支である猪の像をパシャリと撮影。少しとぼけた表情が可愛らしいです。

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さて、参拝しようと社殿へと進む前に、厳かな石造りの大鳥居の前で一礼です。こちらの大鳥居、よ~く見ると、何やら台座に文字が刻まれております。これは、江戸時代の有力な旅籠や商人の名前だそうで、歴史的価値も非常に高いものなんだとか。ちょっとヒストリカルな気分になりながら、手水舎で手と口を清めます。ここでまた目に入ってくるのが、凛々しいお顔の狛犬さん達です。こちら、「天地睨みの狛犬」といって、左右で「阿吽(あうん)」の呼吸を表し、鋭い眼光でもって右が天を払い、左が地を払っております。上半身についてお願いごとがある人は右の狛犬さんを、下半身についてお願いごとがある人は左の狛犬さんを撫でてから参拝するといいそうですよ。余談ですが、作者はなんと、あの奈良県のマスコットキャラクター「せんとくん」を生んだ、籔内佐斗司氏だそうです!今回調べてみて、一番驚いた新事実…。私的、川崎トリビアに認定いたします!

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2019年の初詣、御神殿の前では心安らかに。昨年1年無事に過ごせた御礼と今年1年また頑張るぞという決意表明をいたします。あっ、ちなみに、本当に良い神社には、自然と掃除をする人たちが集まってくるそうです。稲毛神社も早朝に参拝すると、ご近所らしき方々が掃除をしている姿をよく見かけます。清々しい空気が流れる川崎の隠れた名所。お近くに来た際には、ぜひ寄ってみてくださいね。


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