老舗書店のカフェで静かなひと時

緊急事態宣言が解除されたと言えど、気の抜けない日々は続きます。川崎は、感染者数が高止まりの東京に隣接してますからね。手洗い・うがい・ソーシャルディスタンス、守っていますとも!外食だって、応援も兼ねて少しずつ行くようになったものの、混雑しない時間帯や空いているお店を狙います。

今回は、こんな時期におススメの1店をご紹介。ラゾーナ川崎の1階、丸善のお隣にある「M&C cafe」さんです。

こちら、創業140年という老舗書店・丸善とコラボしたカフェでして、ラゾーナ川崎の他には、丸善丸の内本店にしかございません。書店に隣接しているからか、カフェの中はと~っても静か。ファミリー客で賑わう同じフロアのフードコートとは真逆の佇まいです。お客さんの多くが、書籍片手にくつろいでおります。隣のテーブルとの距離もゆったりしていて居心地良いのに、なぜだかいつもそんなに混んでいない、けっこう穴場なカフェなんですよ。私は久しぶりに、平日のランチタイムにお邪魔しました。

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このお店のウリは、なんと言っても「元祖・早矢仕(ハヤシ)ライス」です!幕末から明治初期に、丸善創業者の早矢仕有的(ハヤシ ユウテキ)が考案したという、文明開化のムード溢れるハヤシライスです。ちなみに、早矢仕有的は福沢諭吉の門下生で、新しい御代になった明治2年に商社として設立したのが丸善だそうですよ。

さて、オーダーしたのはもちろん早矢仕ライス。ドリンク、サラダにデザートが付いたデザートランチセットに決定です。しかも、今だけなのか2,050円が1,630円の特別価格!お得です。

注文してすぐ運ばれてきたのはサラダ。葉野菜がパリッと新鮮で、胡麻ドレッシングが安心のクオリティでございました。

そして、サラダを食べ終わるや否や、主役の早矢仕ライスやってきます。たっぷりのルーの海に浮かんでいるような舟形のライス。もう、完璧な見た目じゃないですか?ルーのふちがほんのりルビー色になっていて、気品さえ感じます。具はトロトロに煮込まれて、形が残っているのはマッシュルームと牛肉くらい。味は濃厚。色んな野菜のエキスが染み出している、奥行き深い甘みです。家で作ってもこのコクは出ないんですよね。量もそこそこあるけれど、一瞬で完食。満腹です。

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選べるデザートは、ダブルチーズケーキをチョイス。上の層はクリーミーなチーズクリーム、下の層はふんわり食感のチーズムースです。早矢仕ライスがガッツリだったので、軽めのチーズケーキがちょうどいい。最後まで美味しくいただけました。

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川崎でしっとり落ち着いた時を過ごすにはピッタリのカフェです。週末のランチタイムは混み合うこともありますが、それ以外はゆったりできると思いますよ♪


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